残らなくなった思い出
いやいや、記憶力がどうこうとかいう話ではなくてね。
かつて某遊園地の入場が、所謂チケットじゃなくて、旅行会社に普通紙に印刷された二次元コードの読み取りだった時、なんとも言えない心持ちになったのすごくよく覚えてるんだけど。
少し前からよく行く映画館でも二次元コードで入場できるようになって、チケットを発券する必要がなくなって。
便利になった反面、今まで目に見えてた「チケット」という、後から見返せる証がなくなったんだよなーと、ふとそんなことを思ったわけで。
どうせ見返す機会なんかほとんどないのに、そういうのは割と大事に取っとくタイプなもんで、ほんとたまに、ごく稀に、引き出しの奥から見つけて、あーこんなの行ったなーなんて思い出すのがよかったんだけど。
ネットで座席予約してカード決済して、二次元コードで入場したら、あとで見返せるものって何も残らないんだよな。(パンフやグッズはきりがないので手を出さないと決めている)
時短とか非接触とかペーパーレスとか、メリットの方が大きいんだろうけど。
なんとなく、非日常の情緒を欠いているような気もする。
そりゃ、入場コードの画面スクショして保存するなり、せめてパンフは購入するなり、やり方はいろいろあるだろうけど。
紙媒体大好きっ子としては、その日その場で手に入れた(もしくは効力を発揮しない)チケットというものに、少なからず思い入れがあったんだろうなぁ。
で、思い出に残したければ日記に書けば? って話に、なるのか。
それは苦手だ、って言ってるだろ…(拙著エッセイ参照/突然の宣伝失礼)
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