事実は小説よりも…【冒険アンソロおまけ】
※こちらはオンラインイベント「まだまだ!ジャンル迷子オンリー」内のwebアンソロ企画『冒険』に寄稿した短編の基になった、実話公開ページです。
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ボーナストラック的な、おまけ裏話です、はい。
本編、幼少期の思い出から迷子の前科も含めて8割方実体験ですが、一人旅に関しては実はもう少しハードでして。
まず、作中で先に始まる軽音サークルの合宿としましたのは、実際には人生初の海外旅行でした。大学内で案内があったので研修旅行と言うべきでしょうか。
説明するとピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。
船で2日半かけて中国・天津へ行き、寝台列車とバスでさらに移動。内モンゴルの大草原を馬で駆け抜けること丸4日。寝台列車で天津に戻ってきて、また2日半かけて船で帰国。全日程13日。
台風の影響で海が荒れてて、帰りの到着がだいぶ遅れたんですよね。船内の食糧事情がかなり際どかった記録が。いや出航前から自販機ほとんど品切れでしたけどね?
帰港したのは地元なので、解散した後は1時間かからず帰宅しました。晩飯がたこ焼きで、日本に帰ってきた感満載だったのがいい思い出。
その次の日(帰宅から約12時間後)に次の合宿所へ出発。この時点でかなり過密(過酷)スケジュールです。
作中での移動所要時間は現在のものですが、当時もたぶん同じくらいかかったはず。当日朝6時起きとの記録あり。
また、後から追いかけた文芸合宿としたのは、実際には空手部の合宿でして。
当然お楽しみお泊まり会なんぞじゃございません。到着してすぐ午後の練習に参加させられて、旅の余韻に浸るどころじゃなかったですね。乗馬で体力と根性がついたのか、「(合宿の内容に)ついてこれると思わなかった」と言われたとかなんとか。
なお、最寄り駅から合宿所までは作中通りバスが出ていたのですが、バス停を探す気力がなかったので(先輩からも「わかりにくいかも」と言われていた)、迷わずタクシーを使いました。そういや一人タクシーも初めてだったんじゃないか?
この時の運ちゃんがまた楽しいオジサマでして。乗車中のやりとり、どこかに記録した筈なんですが、見つからず…書いた内容は覚えてるんですが。
で。
調子乗ったわけではないですが、その後海外でも半ば強制的に一人旅というのも、これ事実でございます。完全に予定外っちゅーか、不可抗力というか、ぶっちゃけ仕方なく置いていかれたというか。
こっちは夏合宿よりさらに濃い内容ですので、また別に機会があれば。
あまり詳細な記録は残ってないので、おもしろおかしく語れる自信はないですが、その辺はどうぞご容赦を。
以上、おまけ裏話でした。本編もどうぞよろしくお願いします。
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