あの日の憧れを思い出す

 この夏、ひとつの予感があった。


 抽選落ち、ってことは、ついにキャパオーバーしたんだな、と。

 あのビルの、隣接する他のホールも確保するのか。それともとうとう場所を変えるのか。

 答えは――後者だった。

 あれ以上の規模となると、そりゃそこしかないよね?!

 2025年9月。文学フリマ大阪、インテックス大阪にて開催決定。


 学生の時に夏インテデビュー(一般参加)して以来、あの場所でサークル出店するのは、密かな、しかし淡い夢だったように思う。

 たぶん、夢で終わるんだろうけど。でもひょっとしたら、いつかは、一度くらいは。

 それが、もしかして叶うかもしれないのか。


 ここで「絶対出る!」と言えないのは、規模の大きさに、そろそろついていけなくなってきたかな、という手前勝手な不安というか気後れのせい。

 別に制約とかノルマとかないんだから、自分が好きなもの書いて、ブースに並べて座ってりゃいいんだけど。

 やっぱり、参加するからには読まれてほしいな、とは思うわけであって。

 だけどこう、毎日更新したり、定期的に発信したり、そういうことが苦手なもんだから、続けていけるのかな、って実はちょっと思い始めてる。

 もちろん、誰にも読まれなかろうが、自分が読みたくて書きたいもの、書いて満足してればいいんだろうけどね。


 そんなことうだうだ考えながら、スマホでは乗換案内の検索なんかしてみたりして。

 自宅からは遠くなるんだよな-、と思ってたけどなんか30分くらいしか違わないし、交通費に至っては片道100円しか変わらん。

 ……行っちゃう?

 だって別に、書くのがしんどいわけじゃない。会場に行くのが嫌なわけじゃない。むしろあの場の空気大好きだからね。一日中、誰にも声かけられないまま終わったって、虚しくなったりはしないはずなんだよ。

 ただ、今は魂込めて書きたいものがない、てこと。それも、会場行ったらなんか触発されるかもしれん(その可能性の方が高い)。


 まぁ、ちょっと保留です。今、イベント3つを前に新作3本と既刊の再編に追われて、手いっぱいなんで。

 そっちの告知もそろそろ始めんとな。

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