荷物の話・その2

 突然ですが、フリマ歴は結構長いんですよ。リアル会場の、いわゆる「不要品売買」のフリマ。十代の頃から、公共機関乗り継いで、ちまちま不要品や手作り品売ってましたね(その頃から出店代のモトを取れないのはお約束…)。


 当時は「梱包」という作業はあまり重要でなくて、とにかくリュックやキャリーに売り物詰め込んで、会場に着いたら自分のスペース内に並べればいい、だけだった。

 梱包用品なんてものが自宅に常備されるようになったのは、フリマアプリが普及しだしてからですね。それに、初心者がいきなり大きいものや高価なものを出品するのは危険だと、友人からレクチャーを受けましたので、最初は文房具とか、古い楽譜とか、封筒とテープで発送できるものから始めて、だいぶ長いことそれで続けてた。

 梱包技術(というほど大層なもんではないけど)を学んだのは前職です。求人に一般事務って書いてたけどこれ絶対一般事務やないやろ、という部署で、日々パソコンとかパソコンとかパソコンとか発送してましたのでね。荷物の大きさに箱を合わせるというのは、ここでだいぶ上手くなりました。


 で。ちょっと梱包技術があると、大きなものでも発送できちゃうわけですね、やり方はわかってるので。

 自宅にそんな大きな不要品はほぼないけど、実家がたまに何とかセット、とか全集みたいなのをフリマ行きにと寄越してくるので、まぁいつかはこれらも梱包して発送する日がくるんだろな、と。

 それと1つだけ、どうしても不要品買い取り店ではなくフリマアプリで捌きたいものが家にあって、先日それがようやく購入されたわけですが。


 まず100サイズオーバーの物が入るダンボールがない。どうするか。上下(あるいは左右)に繋げて使う。

 箱の方が大きすぎる。そういう時は中身に合わせて箱を切って詰める(中に詰め物するって意味ではなく)。これで普通に1サイズダウンしますからね。


 知っていれば当たり前のことですが、知らないとなかなか思いつかない。

 余談だけど、大きさの違うものを1つの箱にきっちり詰めるってのは、現職で日々鍛えられてる感ある。実家で古本の箱詰め手伝った時、めっちゃ感心された。


 で、何の話だっけ。発送の話だね。

 フリマで購入された物は、持ち上げられんほど重くないけど、これ抱えて15分歩いてコンビニまでは無理、てなって(最初持って行くつもりにしてた)。

 文フリの頒布物はね…どうせ宅配搬入するんならあれもこれも、って欲張って、気付いたらこっちも100サイズですよ。しかも紙だから見た目より重い。

 こっちも最初は自力で持ち込む予定にしてたけど、今ちょっと腕痛めてるのもあって、これは無理だと悟りました。ていうか諦めた。


 朝イチで近所のホームセンターまで、折りたたみキャリー買いに走りましたともさ。

 今時のキャリーはいいね。軽いし、折りたたむとめっちゃ小さくなる。昔むかしの、カゴ型の折りたためないタイプしか家になかったから、ちょっと感動ですよ。

 そんで早速2つとも発送しに行ってきた(さすがに一度では行けなかったから別々に)。


 いやー……ラクだった。腕も腰も痛くならないし、何より足下見えるから安全ですね。

 便利なものは、ちょっとお金出して利用しとけってことですね。

 あと、やっぱりそろそろ、自分の体力や腕力を過信しないほうがよくなってきた。

 これからもぜひ活躍してもらおう、折りたたみキャリー。

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